大切なお知らせ
多気郡地域児童発達支援センター(仮称)のオープンについて

2020年8月5日

いつも当法人の運営にご協力いただきありがとうございます。

多気郡3町(明和町、多気町、大台町)は、2021年4月1日「多気郡地域児童発達支援センター(仮称)」(明和町佐田)を共同設置します。

同センターは、発達障害などを有する未就学児の専門相談から訓練、保育所等への訪問支援までを一貫して担うとともに、小学生以降も専門相談業務、学校への訪問支援の中で切れ目のない支援を目指し大人へと繋ぐ、子どものための総合センターです。

福祉型児童発達支援センターの機能を兼ね備えたものとして、特定非営利活動法人いろ葉(玉城町田丸/代表理事:齋藤眞寛)へ事業委託し運営します。

既に先行して事業を開始しておりますが、同センターでは2021年4月から公的機関としての役割を持ち、三重県下で最も豊富な専門職種の連携のもと、専門的な訓練や、保育所や学校等への訪問支援を通して集団生活への適応支援等を更に強化し提供していきます。

それに伴い、現在玉城町田丸で行っている児童発達支援事業、及び保育所等訪問支援事業を、明和町の児童発達支援センターへ移転いたします。


いろ葉が開所当初に掲げた
「療育を利用したくてもできなかった子どもたちに専門的な療育の提供を」
という社会課題の改善のため、三重県内の多くの児童発達支援センターで行われているような、「居住地による利用の制限」に対しては今後も批判的な立場をとり、
明和町、多気町、大台町以外の自治体にお住まいの方につきましても、引き続き児童発達支援をご利用いただけるよう、現在調整を続けております。

お住まいの自治体の児童発達支援センターの設置状況につきましては、現在公開となっている情報を文末にまとめます。

移転により通所距離が遠くなる方もみえご迷惑をお掛けしますが、より保育所や学校に近い環境での就学に向けた支援の充実が可能となりますので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

なお、小学生の放課後等デイサービスにつきましては、現在の玉城町田丸にて引き続き実施いたします。

今後も、みんなが楽しく幸せに、みんなが豊かに暮らしやすい、みんなが誇りを持って働きやすい、人の広がりで地域を抱きしめるような、そんな社会を地域のみなさんと一緒に創りたいと願っています。
スタッフ共々、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人いろ葉

代表理事 齋藤眞寛


【児童発達支援センター(療育センター)とは?】
障害があったり心身の発達に課題のある児童や家族に身近な地域で支援を提供するため、厚生労働省が、2023年3月までに人口10万人当たりに1カ所以上設置するよう指針を示している。
通所の機能に加え、センターの有する専門機能を活かし、地域の障害児やその家族への相談、保育所・学校・サービス事業所への援助、助言を合わせて行うなどの役割を持つ、地域の中核的な療育支援施設。


【児童発達支援センターの設置状況】
※詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせください。

●明和町・多気町・大台町
⇒いろ葉(2021年4月開所予定)

●松阪市
⇒未設置(未発表)

●伊勢市・鳥羽市・志摩市・度会町・大紀町・南伊勢町
⇒伊勢市おおぞら児童園(2021年1月開所予定)

●玉城町
⇒未設置(未発表)

【参考資料】
※第2次伊勢志摩定住自立圏共生ビジョン(2019年3月29日策定)
※志摩市子育てハンドブック(2019年10月発行)
※毎日新聞(2020年3月12日)
※夕刊三重(2020年8月5日)