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メッセージ

こどもたちを地域で抱きしめる社会をつくる

「いろ葉」は、いろんな葉っぱのように多様な人々(ダイバーシティ)が、地域社会の中で共に暮らす(インクルージョン)という意味をもった造語です。

また、いろ葉 の掲げる理念に対して、その“い・ろ・は”から、ひとつずつ丁寧に向き合う意志を表しています。

飛び込んだ福祉の世界

教員を目指した学生時代。とある素敵な出会いをきっかけに福祉の世界に飛び込みました。
さまざまな事情で家族と離れて暮らすことになった知的・発達障がいのある子どもや大人の方々と、24時間365日を共に暮らしました。

その後、県や市町村が委託する相談支援センターで10年間、1000人以上の障がいのある人や、ひきこもり、ニート、非行、不登校、気になる子などに出会いました。

その17年間で、様々な素敵な出会いと、時には望まれない別れを経験しました。

サービスの調整、生活相談、教育相談、療育相談、権利擁護、成年後見、就労支援、自立訓練、余暇の遊びや外出など生活に関わるすべての出来事を一緒に悩み悲しみ、一緒に成功し喜ぶ中で総じて感じたことの一部を綴ります。

途切れのない支援 から 途切れのない想い へ

途切れのない支援・切れ目のない支援が流行り言葉のように使われる世の中になりました。

途切れてはいけないのは、繋がなくてはならないのは、紙ベースの支援ではなく、それぞれのライフステージで一生懸命関わっている家族、先生、支援者、地域のすべての人たちのリアルな想いです。

一方向に繋ぎたいと思っても、もう一方が必要性を感じていないと届かないことも多々あります。ひとりで繋ぐには限界があることや、制度上、繋ぐのが難しいこともあります。

繋ぐのではなく繋がり合いたいとお互いに手を伸ばし、手を取り合いたい。

NPO法人いろ葉は、すべてのライフステージに関わることで、その想いを繋ぎたい。こどもの人生史を語り継ぎたい。想いの繋がる地域社会をつくりたいと強く願っています。

認定社会福祉士が 発達支援をする理由

国家資格である社会福祉士は全国に31万人いますが、その中で児童家庭分野を専門とする認定社会福祉士はわずか42人しかいません。

元来の訓練の場としての療育、楽しく安心できる居場所である療育で完結するのではなく、さらに広く長い視野で将来を見据えた子育て、発達支援、環境づくり、地域づくりにチャレンジしていきたい。

近年発達支援という言葉は、①発達支援②家族支援③地域連携支援の3本柱の総称として、広い意味での発達支援として使われています。この3本柱はどれも欠くことができません。

また陳情・要望型の福祉という画一的で時に対立的、一方向的な福祉観から提案・協働型の地域づくりへと社会の意識を転換していきたい。

ヒューマンサービスとして対価をいただいて支援を提供する。そのために研鑽するという視点は大切に持ちながら、私たち いろ葉 では会員のみなさんや利用者のみなさん、地域のみなさんをお客様保護者としてではなく、すべてのこどもと地域全体のサポーターとして捉えます。

みなさんにも同じ目標をもつ仲間であってほしい

そう言うと大変そうで難しく感じてしまうかもしれませんが…… 具体的には、少しでも笑顔で子育てができるように、楽しく生活ができるように、こどもの成長を一緒に喜べるように、親が気兼ねなく働けるように。キラキラ輝いているこどもや家族の姿を、地域社会全体で喜べること。そんな、当たり前の日々を当たり前に笑顔で生活していける環境を作っていくことです。

そうやってこの地域の子育て環境や、途切れのない想いは、もっと繋がり育っていくと思います。

みんなが楽しく幸せに、みんなが豊かに暮らしやすい、みんなが誇りを持って働きやすい、人の広がりで地域を抱きしめるような、そんな社会をみんなで一緒に創りたいと願っています。